エスティ ローダー株式会社
エスティ ローダー事業部
コミュニケーションズ部部長

鈴木ハル子さん


華やかなブランドが競う世界の化粧品市場で、実績とクオリティにおいて常にトップの座に君臨する「エスティ ローダー」。鈴木さんはこの一級のブランドを持つ企業のコミュニケーションズ部部長として、日本国内において広報担当および社の内外とのコミュニケーションを促進する役割を担っている。入社して21年目、「エスティ ローダーが天職」のような彼女に、自らの仕事と会社についてお話を伺った。
◆人生をかけて、世の中の女性たちをもっと美しく

----エスティ ローダーとの出会いは?

 もともとエスティ ローダーの愛用者でしたし、多くの女性をきれいにできる化粧品ビジネスには興味をもっていました。また入社前に、ある百貨店のエスティ ローダーのカウンターでBA向けのニュースレターを目にする機会があり、この会社で広報の仕事をしてみたいと思いました。


----外資系企業で21年目、というキャリアの背景には何が?

 入社から2〜3年目の頃、ニューヨーク本社でPRのトレーニングを受けたときのことです。創業者であるミセス エスティ ローダー(2004年4月24日逝去)に「声が小さい」と怒られましてーそのとき、化粧品ビジネスに真剣に向き合い、世の中の女性たちをきれいにすることに人生をかけている彼女の生き方が強烈に伝わってきました。
 それは、私がこの会社を志望したときの思いと共通するものだと直感しました。彼女に感じたオーラが私のエネルギーの一部になっていて、今日までのキャリアを後押ししてくれたと思っています。



何事も女性としての訓練です

----コミュニケーションズ部部長として、部内スタッフとはどのようなコミュニケーションをとっていますか?

 スタッフに話しているのは、ここは仕事をするだけの場所ではなく、女性としての訓練をするところであり、何事にも無駄はなく、しっかり吸収して欲しいということです。
 ある人から、「企業の人事と広報はブランドカルチャーを伝えるセクションであり、2〜3年程度では本質がわからないから、担当が簡単に変わってはいけない」と言われたことがありました。
 ブランドカルチャーは頭で知識として覚えるのではなく全身で覚えなければならないもの。そのためには時間がかかります。
 この点において、エスティ ローダーはとても社員を大切にする会社で、私の部内にも社歴16年目という女性スタッフがいます。キャリアを重ねる中で、ブランドカルチャーが多くの社員の間に着実に浸透していると思います。


◆仕事は、楽しく・厳しく・・・そして温かく

----今後のテーマは?

 今までのキャリアを具体的なかたちにしていきたいですね。そのためには、柔軟な発想が必要ですから、色々な人との出会いを大切にして、耳の痛い話であっても謙虚に聞かなければと思っています。

----結論として、この会社に入って正解でしたか?

 答えはイエスです。エスティ ローダーがますます好きになりました。仲間にも恵まれ、チームワークも最高です。部内では上司というより身近な「お姉さん」的な存在になっていると思います。
 外資系企業では国籍や人種が異なることもあってコミュニケーションが不十分になりがちといわれます。この点についてはカルチャーの違いもありますから、互いに分からないのが当たり前であり、まずその違いを受け入れることから始めて、次にどうやってわかってもらうかを考える、ということを学びました。
 私は環境が厳しいときほど燃える方です。仕事に対して「楽しく、厳しく」とはよく聞きますが、これに「温かく」を付け加えたいと思っています。
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